全日本繊維産業協業プロジェクト 

2020/12/06 14:25





 肌弱さんにとって冬も厳しいシーズンです。首元を温めてくれるストールは冬の必需品ですが、ウール素材はチクチクするし、洗濯が面倒。かといってアクリルのストールは蒸れて痒くなるし毛玉はできるし。まさに肌よわ寒がりさんにとって冬は辛い季節。

 肌よわさんだけではなく、誰でもチクチクやむれむれは嫌なはず。そこで、開発者の大窪が8年前に考案したのがウールコアコットン糸。ストール(マフラー)向けの素材として作りました。

 本作品はウールコアコットン糸を素材に、八王子の旧式織機で織り上げました。まずはこの動画をご覧ください。特長をまとめました。

 素材のウールコアコットン糸とは、ウールを芯にふわふわなコットンを巻きつけた特別な糸。ウールが糸の真ん中で熱を貯めてほかほかになって、ふわふわサラサラなコットンがお肌にあたり蒸れない構造。ちょうどこんな感じ。

ウールをコットンで包みました

 じつはこの糸を使ったマフラーは数年前まで糸井重里さんの「ほぼ日」で「くびまき」として売られていました。もちろん私が責任を持って作っていました。糸井さんはこの糸を中羊糸と名付けられていました。流石のネーミング!。詳しくはこちらのサイトをご覧ください。たくさんのご発注をいただいた「くびまき」も今は絶版となってしまいました。でもいい商品なので、開発者の私が作り続けていこうと思い製品化しました。

 ウールコアコットン糸の最大の特長はチクチクしないけれどウールのあたたかさいがあること。肌にウールが触れることはほとんどなく、チクチク感がありません。お肌が弱くて、ウールが苦手だけどコットン100%では暖かさが足りないという方に最適です。

 暖かさを測る指標として吸湿発熱性能というのがあります。下図の一番上のラインが今回のウールコアコットン糸、一番下が同じ太さの綿100%の糸です。この差が最大で0.5度以上あれば体感出来る暖かさの差があるといえるのですが、綿100%と比較して約1度の差がありますので、ウールコアコットンストールが十分温かいことが分かります。





私が現在活動の拠点としている八王子は往時織物の街でした。今や織物工場は激減。そんな環境下でひときわ目立つ活動を続けたいらっしゃるのが有限会社澤井織物工場さんです。今回のウールコアコットンストールを作っていただきます。

 伝統工芸士でもある澤井社長さんの手によって、旧式の織機のシャトル織機でじっくりとストールを織り上げてもらいました。






 シャトル織機は織物の緯糸(よこいと)を織込む杼(ひ:シャトル)が左右に往復します。動画のシャトル織機は勿論機械式で、シャトルが左右に機械仕掛けで打ち出されて糸を織り込んでいいきます。手織の織機と原理は全く同じす。手でシャトルを左右に動かすか機械で動かすかの違いだけです。

 澤井織物さんのシャトル織機は旧式で運転スピードが遅いので、糸を強く引っ張る(テンションをかける)ことをせずに経糸緯糸が交差して生地になっていきます。つまり糸をいたわりながら織られていきますので、ふんわりリラックスしたある意味ゆるいストールが出来上がりました。はっきり言って傑作です!

 下の写真が実物のシャトル。緯糸を内臓して左右に動くことで、緯糸が経糸と交差して織物が作られていきます。


 現在多用されている織機の一つとして、レピア織機というのがあります。レピア織機も実はシャトル織機とほぼ遜色のない風合いの織物が作れて大量生産に適した機械なのですが、シャトル織機の織物と外見上で決定的に違う箇所があります。それが織物の左右(耳といいます)の仕上がりです。



左がシャトル織機製(本製品)、右がレピア織機製です。シャトル織機では緯糸が入ったシャトルが左右に往復運動をするので生地の耳が綺麗です。対してレピア織機の場合は緯糸が一本一本入る毎にカットされるので、ふさ状の耳となります。



完全限定生産


  •  ピンク系12枚
  •  ブルー系12枚 

サイズ:約82cm×200cm(ふさ部分を除いた長さ) 
    薄手の大判のストールとも言えるサイズです。 
重さ:160g
混率:ウール50% 綿50%

ただいま予約受付中。売り切れ次第販売終了いたします。お届けは12月12日予定です。



ブルー系
ピンク系










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