2021/01/10 11:08

読売新聞12月13日の朝刊にこころばせが掲載


北海道、東北、関東、中部、九州で発行された読売新聞に下記の記事が掲載されました。リモートで読売新聞田中記者からの取材を受けての記事です。残念ながら、近畿四国中国地方の読者には届かなかったのでここで紹介させていただきます。また読売新聞のWeb版にも掲載されました。



文字起こしWeb版


 「日曜の朝に」国産にこだわる

2020/12/13 05:00


 すてきなタオルと出会った。軽くて吸水性に優れ、「シャリッ」とした感触が何とも心地よい。



 秘密は素材にある。麻の一種「ラミー」を芯に用い、綿を巻き付けた糸が使われている。麻独特の風合いが生かされているのだ。


 タオルを開発した大窪裕美さん(59)は、大手繊維メーカーの元技術者。「こころばせ」というブランド名で、タオルを中心に少量でもこだわりの商品を、楽天市場などで販売している。


 こだわりの一つが「糸から国産」。繊維専門商社の協力のもと、紡績、織り、染色など、全てを国内の工場が手がける。「真性メイド・イン・ジャパンを実現しました」


 大窪さんは、原材料選びから服作り、小売りまで、繊維業界のあらゆる分野を経験してきた。「私はそういう経験ができた最後の世代。いわば業界の『絶滅危惧種』です」


 産業の空洞化に歯止めがかからない。タオルも例外ではない。国の統計によると、国内供給量に占める輸入品の割合を示す輸入浸透率は近年、80%前後で推移している。


 大窪さんは「タオルは繊維製品の中では、まだ競争力がある方。縫製に人手が必要な衣類は、もはや見る影もありません」と嘆く。


 そう聞き、統計を調べたところ、2019年の衣類の輸入浸透率は98%。国産品は50点に1点しかない。 


 厳しい現状を打開しようと関係者は懸命だ。


 国内有数のニット産地、新潟県五泉市は「五泉ニット」を地域団体商標として登録し、「今治タオル」のような地域ブランドに育てることを目指す。全国の700を超える縫製工場を支えようと、アパレル企業などと工場をインターネットでつなぐ「シタテル」(熊本市)という会社もある。


 大窪さんの新商品は、ストール。ウールの芯に綿を巻き付けた糸が素材で、こちらも「糸から国産」だ。あたたかいけどチクチクしないという。少し値は張るが、妻へのクリスマスプレゼントとして考えておこう。(田中左千夫)



糸から日本製のラミーコットンタオル

記事内で紹介いただいたラミーコットンタオルのパイルは新潟の紡績工場の特殊精紡機で紡がれた糸を使っています。私が発明した糸です。麻の一種であるラミーとコットンを合わせて糸になっています。

ラミー55%、コットン45%の混合比率で硬くなりすぎず絶妙のシャリ感になっていて、吸水性も最高レベルです。動画でも紹介しましたが、、1秒以内で沈めば優秀(今治タオルの基準でもあります)な吸水性とされる沈降法という試験において、ラミーコットンタオルは0.01秒で即座に沈み始めます。

ラミーコットンタオルにはバス、フェイス、草木染めハンドタオルがあります。こちらからご覧いただけます。

特に、究極の使い心地のバスタオル、一般的なミニバスタオル以上の吸水力を持つロングフェイスタオル、草木染めの穏やかな色合いが心休まるハンドタオルとどれもおすすめです。

ウールコアコットンストール

この商品は記事で紹介されたおかげで、即日完売となってしまいました。現在、春色のストールの生産の準備をしています。3月には発売する予定です。ぜひご購入くださいませ。下の動画にウールコアコットンストールの魅力をまとめました。ご覧くださいませ。

以前、糸井重里さんのサイトほぼ日でこの糸で作ったくびまきを販売していた時の動画がこちらです。


糸から日本製の商品をこれからも販売

こころばせでは、紡績技術の知見を活かしてこれからも糸から開発した日本製の商品を丁寧にこさえていきたいと考えています。

まずは冬本番のこの時期、お風呂上がりに素早く水分を拭き取ってくれて、体を冷やさないラミーコットンタオルをぜひお試しいただきたいです。



今後とも、こころばせにご愛顧賜ります様どうぞよろしくお願い申し上げます。